DIARY 日記・エッセイ

2009年10月30日

[ 面白い本 ]

岡崎大五『笑える! 世界の七癖 エピソード集』

岡崎大五さんの本

とても親しくして頂いている作家の岡崎大五さんが
新刊を出されました。

基本的には、小説の執筆もされている岡崎さんですが、
ベストセラーとなった『日本は世界で第何位?』(新潮新書)のような、
“世界がみた日本観”もお得の得意。

だって世界83ヵ国を巡った岡崎さんだから、
興味深いデータ類が,
岡崎さんの経験により、
より面白い物語りとなり、
たとえ、興味のない分野でも読めてしまいます。
わたしなんて、つい、友人に
「こんなこと知ってる?」と自慢げに本にあった小話をしてます。
読後は賢くなった気がして、得した気分(^^)。

そして新刊は、
『笑える! 世界の七癖 エピソード集』(PHP新書)。
世界の手くせ、世界の足くせ、世界の口ぐせ、世界の酒ぐせ、
世界の性癖、世界の潔癖、世界の奇癖と章が並びます。

ちなみにわたしが一番面白かったのは、
世界の潔癖。
そして、この項目のなかの「温泉はどうなのか?」に、
わたしのコメントも出てきます。

ぜひぜひ、ご覧になってみてくださいね。
アマゾンのサイトは下記へ。
http://www.amazon.co.jp/%E7%AC%91%E3%81%88%E3%82%8B-%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E4%B8%83%E7%99%96-%E3%82%A8%E3%83%94%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%89%E9%9B%86-PHP%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%B2%A1%E5%B4%8E/dp/4569773036/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=books&qid=1257002464&sr=1-1

岡崎大五さんについてはこちらのサイトをどうぞ。
http://daigo-okazaki.cocolog-nifty.com/

2009年10月20日

[ 面白い本 ]

旅もいいけれど、東京生活も楽しんでます。

数日前に、
『週刊朝日』の著者インタビューの掲載は、
10月23日と書きましたが、
10月20日(火曜)の誤りでした。
すみません。

無事、今日発売となりました。

評者の藤村かおりさん、
ありがとうございました。(^^)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

桐山秀樹さん著書.JPG

今日はノンフィクション作家の桐山秀樹さんとお会いしてきました。
桐山さんといえば、ホテル、旅館、旅、様々なテーマで
メジャー雑誌の連載や数多くの本を書かれている方です。

ネットで読める桐山さんのインタビュー記事があります。
http://www.kobegakkou-blog.com/blog/2007/11/post-e055.html

桐山さんの著作のなかでは、
『ホテル戦争』『旅館再生』(ともに角川書店)が好きです。
ホテルや旅館などを主に書かれている方とばかり思っていましたが、
上の写真のとおり、
最新刊は『「アエラ族」の憂鬱』(PHP研究所)。

桐山さんとは新潮社の文学賞の授賞式で
お会いしました。
そして今日、再会。

わたしの場合、
旅先でも、東京でも、
やっぱり人に会うことが楽しいです。(^^)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

しばらくざぼっていましたが、
ようやく(半年ぶりに!)、
トップページに今月の仕事情報をアップしました。
今月も雑誌・テレビ、ラジオ、講演といろいろあります。

※明日、再度、
新しい10月、11月の仕事情報を更新する予定です。
ぜひ、ぜひ、ご覧になってみてくださいね。(^^)

2009年08月12日

[ 面白い本 ]

世界80カ国を巡った作家が描くサスペンス

岡崎さんの本.JPG

岡崎大五さんといえば、
海外専門のフリーの添乗員の頃の経験をいかし、
添乗員シリーズなどを書かれていますが、
これ、旅好きにはたまらない著作です。
だって、読み終わったあとには、
行かずとも、世界中を旅したような気がするからです。
得した気分(^^)。

その岡崎さんが、
ここ数年、長編サスペンスに挑まれています。
ちょうど一年目に『アジアン・ルーレット』を発売して、
先日、サスペンス第2弾の『アフリカ・アンダーグラウンド』を
上梓しました。

前作の「アジアン・ルーレット」は、
ストーリーは手に汗にぎり、
情景描写などは、
やはりもともと旅を仕事としていた作家さん。
その場所へ連れて行ってくれます。
今作、わたしは今から読みます。

岡崎さん情報は、
“岡崎大五の作家生活”をご覧くださいね。(^^)
http://daigo-okazaki.cocolog-nifty.com/

2009年04月15日

[ 面白い本 ]

「歴史を知ることは、何という喜びと誇りをもたらしてくれることでしょう」

本 「明治人の姿」.JPG
『明治人の姿』(小学館101新書・櫻井よしこ著)

http://www.amazon.co.jp/dp/4098250276?tag=asunaroproj08-22&camp=23&creative=231&linkCode=st1&creativeASIN=4098250276&adid=0SAVG7GBWXFRYAR39KXX


新潟県長岡市出身の櫻井よしこさんの最新刊です。
今年98歳になる櫻井さんのお母様が新潟県の小千谷(おぢや)のご出身で、
櫻井さんご自身も中高校時代を長岡で暮らされていました。
その頃の話は、
『何があっても大丈夫』(新潮社)に詳しく書かれています。
http://www.amazon.co.jp/dp/4104253073?tag=asunaroproj08-22&camp=23&creative=231&linkCode=st1&creativeASIN=4104253073&adid=0SAVG7GBWXFRYAR39KXX


その櫻井さんが、
長岡藩の筆頭家老の娘として生まれ育った
明治時代を生きた杉本鉞子さんという女性の著書、
世界七カ国で翻訳されたベスセラー『武士の娘』を読み解くというものです。

それは、武士の躾であったり、
武士の妻としての女の道、
夫婦の絆、親を看取ること……、
明治時代に生きた人の美徳を描いています。


実は、ご縁があり、
以前、櫻井さんと一度お会いしたことがあります。
私が、大学4年になる春で、
将来、どんな職業を選んで、
どうやって生きていこうかと考えていた時でした。
その時に櫻井さんからかけて頂いた言葉や、
櫻井さんの表情、所作など、
あの時のことは今でも鮮明に覚えています。
この話は、いつか何かに書きたいと思っています。(^^)

“優しくて、凛としていて”という
あの時の櫻井さんご自身の印象が
そのままの文章になっています。

あとがきにあった一文を転載します。


歴史を知ることは、何という喜びと誇りをもたらしてくれることでしょう。現代につながる時間の流れのなかで、鉞子や母や子供たち、父や戸田さんが、心を律し、礼節を重んじ、他者への配慮を大切にしながら、雄々しく立派に生きた姿を垣間見ることは、どれほど私達の心を鼓舞し、勇気を与えてくれることでしょう。『武士の娘』に登場する人たしは、どの人も静かなる己への信頼に支えられて、穏やかな満ち足りた表情を浮かべていたでしょう。目をつぶれば、そうした人々の微笑と慎ましい挙措が浮かんできます。


購入後知ったのですが、
以前に仕事を一緒にしていた尊敬している編集者が
担当されたそうです。


ちょっと元気のない貴方へ、
自信を持ちたい貴方へ、
是非、この一冊を。(^^)

2008年07月02日

[ 面白い本 ]

中国人青年が見た日本の“夜桜”

毛丹青さんの本.jpg

私は面白い本に出会うと、
その物語の世界から抜け出せずに、
どっぷりと浸かる癖があります。

例えば、
印象深かったシーンが夢に出てきたり、
ふとした時に、
そのシーンに自分も立っていたり、
時には、
人間くさい主人公がずっと私の心に居座ったり……、
そんな幸せな妄想が何日も続きます。

職業柄、出来る限りたくさんの本を読むようにしていますが、
実は、意外に、
私の心に「ズドン」って響き続ける本って、少なくて。


『にっぽん虫の眼紀行 〜中国人青年が見た「日本の心」〜』
(文春文庫)  毛丹青(まお・たんちん)著
は、大ホームランでした。


この本は、
毛さんが中国から日本へ来て、
四季折々の日本の季節に対する想いや
体験した話をエッセイ風に綴っているのですが、
“桜酒”をつくろうと執念をもやす男性との出会いの話、
「夜桜」なんかは、
上質な短編小説を読んでいるようでした。

毛さんが描く妖しい「桜」は、
私が感じていた桜とは全くの別物。

私たちにとっては当たり前の四季のうつろいも、
中国人作家・毛さんのフィルターを通すと
全く異なった風景に見えてくるから不思議。
是非、ご一読あれ!

ちなみに、桜酒の男は、
今でも私の心の中に生き続けているので、
しばらく、私はこの男と付き合っていくことになりそう(^^)
(妄想の中です)


さてさて、実は、毛丹青さん、
日本と中国で作家活動をされていて、
「ありのままの日本を中国本土へ紹介し、
 日中文化交流に貢献した」と評されて、
YOKOSO!JAPAN大使でもある方です。

そんな毛さんが中国語版のブログに
私をご紹介くださいました。
http://blog.sina.com.cn/s/blog_4747bc0701009shl.html

今日、毛さんから
「山崎さんを紹介したブログ、
 多数のアクセスあり、
 大反響でしたね」と
お便りを頂きました。

毛さん、
ありがとうございました。

こちらは毛さんの日本語ブログです。
http://amaodq.exblog.jp/

2008年05月18日

[ 面白い本 ]

宮本常一の『日本の宿』 山下清の『日本ぶらりぶらり』

こんばんは。
連休明けてもあまり旅に出てなかったもので、
こちらの更新もサボりました(^^;)。
明日の日中の打ち合わせ3つと夜の会食を終えると、
明後日から東北へ行ってきます。
また旅先からアップしたいと思います。

ということで、今夜は旅の報告ではなく、
最近読んで面白かった本をご紹介します。

「日本の宿」本の写真.JPG
民俗学者の宮本常一が書いた『日本の宿』(八坂書房)。
日本の旅につていの全般的な歴史が書かれてあり、
湯治場の風景も詳細に綴られてあります。

作家の岡崎大五さんに薦められて読んだ
『伊豆の国 特集温泉』(木蓮社)。
伊豆の温泉を知るのにとても参考になりました。

一番面白かったのが山下清の『日本ぶらりぶらり』(ちくま文庫)。
好きな作家が山下清が好きだと書いてあったのを思い出し、
私も読んでみようかと何気なく手にしたのですが、
混浴描写がありびっくり。
山下清が旅をしていた頃の温泉地は、
まだまだ混浴が残っていましたから、
混浴シーンが出てくるのは当然なのですが、
それをとても山下清らしく素直に書いてあるのです。
それが面白くて、つい「ぷぷ」って笑っちゃいました。
笑みがこぼれる本ですねー。(^^)

本とは関係ありませんが。
下の写真は、『女性自身』の撮影で京都へ行った時に、
カメラマンの永田理恵さんが撮ってくださったものです。
プロフィール写真 1.JPG

カレンダー

2014年12月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
このブログのフィードを取得