DIARY 日記・エッセイ

« 混浴デビュは、こちらで! | メイン | 「観光とは、国の光を観る、観せる」もの。 »

2009年04月15日

[ 故郷、にいがたのこと面白い本 ]

「歴史を知ることは、何という喜びと誇りをもたらしてくれることでしょう」

本 「明治人の姿」.JPG
『明治人の姿』(小学館101新書・櫻井よしこ著)

http://www.amazon.co.jp/dp/4098250276?tag=asunaroproj08-22&camp=23&creative=231&linkCode=st1&creativeASIN=4098250276&adid=0SAVG7GBWXFRYAR39KXX


新潟県長岡市出身の櫻井よしこさんの最新刊です。
今年98歳になる櫻井さんのお母様が新潟県の小千谷(おぢや)のご出身で、
櫻井さんご自身も中高校時代を長岡で暮らされていました。
その頃の話は、
『何があっても大丈夫』(新潮社)に詳しく書かれています。
http://www.amazon.co.jp/dp/4104253073?tag=asunaroproj08-22&camp=23&creative=231&linkCode=st1&creativeASIN=4104253073&adid=0SAVG7GBWXFRYAR39KXX


その櫻井さんが、
長岡藩の筆頭家老の娘として生まれ育った
明治時代を生きた杉本鉞子さんという女性の著書、
世界七カ国で翻訳されたベスセラー『武士の娘』を読み解くというものです。

それは、武士の躾であったり、
武士の妻としての女の道、
夫婦の絆、親を看取ること……、
明治時代に生きた人の美徳を描いています。


実は、ご縁があり、
以前、櫻井さんと一度お会いしたことがあります。
私が、大学4年になる春で、
将来、どんな職業を選んで、
どうやって生きていこうかと考えていた時でした。
その時に櫻井さんからかけて頂いた言葉や、
櫻井さんの表情、所作など、
あの時のことは今でも鮮明に覚えています。
この話は、いつか何かに書きたいと思っています。(^^)

“優しくて、凛としていて”という
あの時の櫻井さんご自身の印象が
そのままの文章になっています。

あとがきにあった一文を転載します。


歴史を知ることは、何という喜びと誇りをもたらしてくれることでしょう。現代につながる時間の流れのなかで、鉞子や母や子供たち、父や戸田さんが、心を律し、礼節を重んじ、他者への配慮を大切にしながら、雄々しく立派に生きた姿を垣間見ることは、どれほど私達の心を鼓舞し、勇気を与えてくれることでしょう。『武士の娘』に登場する人たしは、どの人も静かなる己への信頼に支えられて、穏やかな満ち足りた表情を浮かべていたでしょう。目をつぶれば、そうした人々の微笑と慎ましい挙措が浮かんできます。


購入後知ったのですが、
以前に仕事を一緒にしていた尊敬している編集者が
担当されたそうです。


ちょっと元気のない貴方へ、
自信を持ちたい貴方へ、
是非、この一冊を。(^^)

カレンダー

2014年12月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
このブログのフィードを取得