2008年05月18日
[ 面白い本 ]
宮本常一の『日本の宿』 山下清の『日本ぶらりぶらり』
こんばんは。
連休明けてもあまり旅に出てなかったもので、
こちらの更新もサボりました(^^;)。
明日の日中の打ち合わせ3つと夜の会食を終えると、
明後日から東北へ行ってきます。
また旅先からアップしたいと思います。
ということで、今夜は旅の報告ではなく、
最近読んで面白かった本をご紹介します。
民俗学者の宮本常一が書いた『日本の宿』(八坂書房)。
日本の旅につていの全般的な歴史が書かれてあり、
湯治場の風景も詳細に綴られてあります。
作家の岡崎大五さんに薦められて読んだ
『伊豆の国 特集温泉』(木蓮社)。
伊豆の温泉を知るのにとても参考になりました。
一番面白かったのが山下清の『日本ぶらりぶらり』(ちくま文庫)。
好きな作家が山下清が好きだと書いてあったのを思い出し、
私も読んでみようかと何気なく手にしたのですが、
混浴描写がありびっくり。
山下清が旅をしていた頃の温泉地は、
まだまだ混浴が残っていましたから、
混浴シーンが出てくるのは当然なのですが、
それをとても山下清らしく素直に書いてあるのです。
それが面白くて、つい「ぷぷ」って笑っちゃいました。
笑みがこぼれる本ですねー。(^^)
本とは関係ありませんが。
下の写真は、『女性自身』の撮影で京都へ行った時に、
カメラマンの永田理恵さんが撮ってくださったものです。