DIARY 日記・エッセイ

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2006年12月14日

[ 温泉 宿 旅情報 ]

ブログ「湯沢日和」のご紹介。

日本温泉協会が発行している『温泉』(月刊)という冊子で、
「共同浴場のススメ」という連載をしています。
ちょうど、丸一年、連載をしたところです。

この連載は、毎回、私が全国の共同浴場で出会った人たちとの触れ合いの話を書いています。
例えば、湯河原温泉の共同浴場で会った温泉宿の仲居さんが、
「私が、唯一くつろげるのがこの共同浴場なのよ」なんていう話。
また、共同浴場で子供を育てたという熊本の78歳になるおばあちゃんの話。
この他は、阿蘇の麓の共同浴場で育った人が、
今は温泉番組を制作をしている話。
または、外湯めぐり(共同浴場も含む)ブームで観光客を受け入れるようになった
温泉地に住む人たちの本音なども。

これらの話を綴りながら、
共同浴場は温泉場に住む人たちの憩いの場であり、
生活の場であるということを書いています。

今日は、越後湯沢温泉の共同浴場「山の湯」の話を書いていました。
山の湯での主人公は、元ミス駒子である南雲純子さん。
彼女は、湯沢で生まれ育ちました。
今では、民宿の女将として働く一方、
自分を育ててくれた湯沢のために、雑誌などで湯沢の魅力を書かれています。
また、湯沢いちの温泉通として、
湯沢町の観光パンフレットにも登場するほどなんですよ。

仕事以外にも、彼女は、毎日「湯沢日和」(ブログ)を更新して、
今の湯沢を伝え続けています。
http://blog.goo.ne.jp/from-yuzawa

純子さんはとても優しい視線で湯沢の日常を描いておられます。
いつも、私は、この人の優しさは何からくるものなのだろうか……と、
思っていました。

今回、山の湯の原稿を書くために、彼女にお話を伺いましたら、
彼女の温泉への愛情、そして人への優しさの基盤を作ったのは、
「山の湯」でのあるおばあちゃんとの出会いだったそうです。

温泉場で人と触れ合うひと時……、
豊かな時間なのだなと改めて実感したお話でした。

今日は、温泉に愛情を注ぐ一人の女性の紹介でした。

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