DIARY 日記・エッセイ

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2009年07月10日

[ 新刊情報 『ラバウル温泉遊撃隊』 ]

今日、見本ができました。

今日、
7月17日発売の新刊
「ラバウル温泉遊撃隊」の見本ができました。

ラバウル温泉遊撃隊 表紙.JPG

ラバウル温泉遊撃隊 帯.JPG

2009年7月17日発売
『ラバウル温泉遊撃隊』(新潮社)
(新潮社のHP
 http://www.shinchosha.co.jp/books/sokuho/

本書は、第2次世界大戦中にラバウルの奥地でゲリラ活動をしていた陸軍228連隊“温泉遊撃隊”の温泉遊撃隊長の聞き取りをしたノンフィクションです。

2000年からアジア各地の温泉を訪ね歩いていたわたしは、「第2次世界大戦中に日本兵がアジア各地の温泉に浸かっては、温泉に入る習慣のなかったアジアの人達に温泉の素晴らしさを伝えていた」という、”日本人は温泉伝道師だった”事実を知りました。

その後も、大戦中に日本兵が温泉に入っていた話を調べていくと、ラバウル小唄で知られるあのラバウルでは、「花吹温泉」「宇奈月温泉」といった日本の温泉名をつけて温泉に入っていたことがわかり、大戦中に温泉に入っていたという元日本兵の聞き取りを始めました。

ですが、もう高齢になり、「足が痛くて、もうラバウルへは行けない」というラバウルを懐かしがる元日本兵の代わりに、私自身がジャングルの奥地に湧く宇奈月温泉へ行き、60年以上も時を経て、今、どうなっているのかということを探索してきた冒険記です。

戦時中に温泉に入るとは、日本人は筋金入りの温泉好きです。そして、日本人にとって温泉との関わりはとても深いものです。本書は、そうした「日本人と温泉」を紐解くカギになるのではないかと思っております。

ラバウル温泉遊撃隊 集合写真.JPG

この写真は、
2006年に旅チャンネルの「山崎まゆみのラバウル秘湯探訪記」の撮影で、
ラバウルの宇奈月温泉へ行ってきた後の集合写真です。

ラバウル温泉遊撃隊 花をもらう.JPG
また、本書では、
大戦中の日本兵の様子をよく覚えているラバウルの古老たちにも
話を伺っています。
取材後に、
「日本人が、戦時中の話を聞きにきてくれた。
ありがとう」
と、話を聞いた古老に、
花をもらっているところの写真です。

この1冊が出来上がるまで、
本当に多くの方に助けて頂きました。

発売直前の今は、
緊張と不安、
そして期待でいっぱいです。

ラバウル温泉遊撃隊 ハイビスカス.JPG

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