DIARY 日記・エッセイ

« 日本は広いな〜。 2 | メイン | 越後名物「へぎそば」 »

2008年04月09日

[ 温泉 宿 旅情報 ]

温泉宿選びは、贈り物を選ぶ時の心得で

ホテル双葉.JPG

先週末、母の還暦の祝いで温泉宿に1泊してきた。
つい、忙しさにかまけて後回しにしてきた還暦祝いを
ようやく実現できて、ほっとしている。

せっかくだからと、私も宿選びは慎重に。
最初は、新潟の長岡に住む両親が行きやすい場所、
けれども、「旅行に来た」感のある多少は旅情を楽しめる
距離がある方がいい。

そこで情緒もあり歴史もあり、文化財の建物もある
群馬の四万温泉を候補地にした。

そしたら、母ったら1週間前にぎっくり腰になり、
「四万まで行けないけど、湯沢なら行ける」と言うので、
急遽、越後湯沢温泉に変更。

越後湯沢温泉なら知り合いもたくさんいるし、
親友もいる、美味しいお蕎麦屋さんも知っている。

どの宿を選ぼうかと考えあぐねていたら、
母のリクエストは
「家も和式だから旅館まで和式というよりも
 大きく、広い敷地のホテルがいい。
 きれいな庭がないと嫌だ。
 あと、たくさんお風呂があった方が楽しい」。

一応、一緒に行く父にも宿の好みを聞くと、
「カラオケがある方が楽しい。
 飲んだ後にラーメンが食べられる所がいい。
 あと、こじんまりとした所は息が詰まる。
 うちより古く、狭い所はいやだ。
 (実家もそんなに大きいわけじゃないが……)」

私が選ぶアニバーサリー旅の基準とはあきらかに違った。
両親のリクエストを聞いておいて本当によかった。

そこで選んだのは、「ホテル双葉」。
http://www.hotel-futaba.com/

ホテルのスタッフの方々の、
もう「祝ってあげよう」という気持ちからくるもてなしに、
母も感激していた。

湯沢の中でも高台で見晴らしがいい。
敷地が広く、庭も美しかった。
餅つき大会も、カラオケ大会もあって父は喜んだ。
母も、28種類もあるお風呂めぐりをして楽しそうだった。
料理も美味しく、
この時ばかりは品数の多い宿料理も
やっぱり大切などだと実感した。

「薬草風呂がよかった」という
素直で正直な父の感想に、
「温泉がよかったて言おうよ、お父さん」と
突っ込みたくなったが、
好みは人それぞれ。

私もこういう仕事をしていると、
いい宿を紹介して欲しいと尋ねられることが多い。

その時には、よく相手の好みを聞く。
相手の顔を思い浮かべながら宿選びをする。

それは、まるで、
贈り物をする時のプレゼント選びをする作業と同じだ。

写真は、部屋に付いていた露天風呂です。

カレンダー

2014年12月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
このブログのフィードを取得