DIARY 日記・エッセイ

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2007年04月09日

[ お仕事仲間 ]

面白い本のご紹介 その2

このところ、ずっと原稿漬けでした。
とはいえ、この生活も4月末日まで。
今、猛ダッシュで仕上げています。

今日は、久しぶりに打ち合わせをしてきました。
5月以降の仕事の仕込みです。
企画が通るかどうかは、わかりませんが、
新番組の立ち上げの打ち合わせ。
通ったら、面白いのにな。

さて、面白い本のご紹介、第2弾です。


『箱根富士屋ホテル物語 増補版』(千早書房刊)
                 山口由美著


箱根の山に君臨した一族の壮大なるクロニクル
  日本最古のクラッシックホテルに渦巻く、
         男たちの夢と野望、
末裔著者が明かす、“あの出来事”の舞台裏
初版から13年、今だからこそ書けた「もうひとつの物語」とは
                        (帯文より)

私が温泉をテーマに仕事をするようになり、
読みたい1冊ではありましたが、
なかなか手に入らずにいて、
この度、増補版の出版でようやく手に入れた本。

帯文には、仰々しい感じで宣伝文句が謳われていますが、
私は、この本の面白さは、
著者の山口由美さんが、軽妙なタッチで、
史実をおもしろがりながら解説してくれるところでした。

確かに、こうして本を読んでみると、
『華麗なる一族』を地でいく!山口さんですが、
ご自身は、とても面白くチャーミングな方。

実は、私、山口さんとは秘境好き仲間なんです。
元々、私が初めてパプアニューギニアへ行った一昨年、
ラバウルのマスクフェスティバルの取材で、
山口さんと一緒だったご縁があり、それ以来のお付き合い。

ラバウルの旅先で、
山口さんから、旅行作家だったお母様の逸話や、
ホテルに飾られてある世界中から集められた調度品の話などとあわせて、
「私の秘境好きも、血かしらね」なんて聞いていたこともあったので、
本書にある創始者の山口正造氏の「南洋への憧れ」の部分は
とても興味深く読みました。

正造氏は、大正、昭和初期に足しげく南洋へと通い、
ホテル作りにいかしていたそうです。
というのは、表向き。
実は、かなりの旅好きだったらしい。

いやいや、また、富士屋ホテルに行きたくなりました。
あの富士屋に、
そこはかとなく漂う南洋の世界を覗きに――。

おっと、忘れてた。
最後に大切なことを。
富士屋ホテルは温泉ホテルです。
温泉は、自家源泉を持ち、
泉質は塩化ナトリウム物泉。
温泉浴場の他にも、
客室のバスタブでも、
肌触りのなめらかな湯が楽しめます。

富士屋ホテルHP
http://www.fujiyahotel.jp/index.html


さて、ラストスパート、頑張るか!

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