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2009年05月22日

[ 新刊情報 『ラバウル温泉遊撃隊』 ]

7月発売 『ラバウル温泉遊撃隊』(新潮社)

PNG首相パーティ.JPG
5月19日、
ニューオータニで行われた
パプアニューギニアのマイケルソマレ首相来日記念パーティに
出席してきました。

ニューギニア航空のサイトです。
http://pngtourism.jp/
パプアニューギニア政府観光局のサイトです。
http://pngtourism.jp/

PNG首相 写真.JPG
ソマレ首相との写真です。
ソマレ首相はラバウルのご出身。

ラバウル シンプソン湾.JPG
この写真は、高台から見下ろすシンプソン湾。

かつて、
「南洋の真珠」と呼ばれていたほど、
今もラバウルは美しいところです。


第2次世界大戦中、
ラバウルには、
最大規模を誇る海軍航空隊がありました。
また、陸海軍あわせたら、
10万とも言われる兵が駐留していたのです。


その陸海軍の兵士たちは、
シンプソン湾にある活火山を「花吹山」と呼び、
山の麓に湧く温泉を「花吹温泉」と名づけて、
温泉に癒されていました。


花吹温泉以外にも、
ジャングルの奥地には、
陸軍228連隊の方々が入っていた
「宇奈月温泉」がありました。
宇奈月温泉が湧く周辺には、
通称、“温泉遊撃隊”、温泉ゲリラが存在したのです。


かつて激戦地だったラバウル、
そして、花吹温泉、宇奈月温泉を
2006年に訪ねた様子は、
旅チャンネルの『山崎まゆみのラバウル秘湯探訪記』で
現在も放送されています。
http://www.tabi-ch.net/tabichnet_overseas_hito_yamazaki


本書では、
大戦中に温泉に入った日本兵の方々に聞き取りをし、
また、現地でも温泉入浴していた日本兵を懐かしむ
ラバウルの古老たちからも話を聞き、
わたしが、
「戦場の温泉」というテーマに取り組んできた日々を
奮戦記録風にまとめました。


このテーマで日本兵、現地の人たちに話を聞くうちに、
戦時中を精一杯生きた日本人がいかに美しかったか、
その姿がだんだん見えてきました……。


日本人と温泉の関係性を紐解く、
ひとつのきっかけになれば、
戦時中、懸命に戦った日本人の姿を描けたらと
この本をしたためました。

ラバウル トブアン.JPG
ラバウルの精霊・トゥブアン。

シンシン(お祭り)の時には、
ぴょんぴょん飛び跳ねながら行進します。


漫画家の水木しげるさんも、
大戦中はラバウルに駐留していました。
このトゥブアンとの出会いで、
「ゲゲゲの鬼太郎」などの話を生み出したといわれています。


これから随時、
「ラバウル温泉遊撃隊」新刊情報とあわせて、
美しいラバウルの写真をアップしていきます。

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